沖縄・那覇に出張の用事があり行ってきた。国内旅行はそれなりにしているにも関わらず沖縄は訪れたことがなかったので楽しみにしていた。あまり那覇市内から遠くには行けないだろうと思っていたので、適当に那覇市内で沖縄っぽいところを見て歩き回るのが目標である。出張の用事も自分にとっては勉強になり実りあるものとなった。
しかし天気予報的にはずっと雨予報だった。というのも、台風が接近していたからである。おかげで前半は気候はほとんど本州の梅雨と同じで、じめじめ、暑い(といっても猛暑とかではない)という感じであまり快適ではなかった。後半は晴れてきてよい気候に。お散歩も捗った。
那覇市内散歩
国際通り/アーケード街
地図を見るといかにも人工的に整備された直線的な道に「国際通り商店街」のラベルが貼られている。ここが那覇のメインストリートである。
アメリカ統治下にあったから国際的なのかなとか勝手に思っていたが、アーニーパイル国際劇場というかつてあった劇場が名前の由来らしい。個人的にはインターナショナル四条通かなあと思ったが、東京の友人はインターナショナル歌舞伎町と言っていた。そっちの方が言い得ている気がする。
そこら中に土産屋があるわけだが、そこで売られている服にはほとんど例外なくオリオンビールのアイコンが印刷されている。それもあってか、行き交う人々の多くがオリオンビールの服を着ている。それにしてもオリオンビールの服着られすぎだと思った。北海道でセイコーマートの服を着ている人は全然見ないし、京都でもサムライ柄の服を着ている外国人もあまり見ないのだが。
国際通りを西側から東側へ歩いていくと、途中から南方向に伸びるように平和通り、市場本通り、むつみ橋通り等々、複数のアーケード街がある。これまで他の街で見てきたアーケード街はたいてい十字に交差していた気がするが、ここのアーケード街は複雑に入り組んでいる上、すべてを合計すればけっこうな距離になりそうである。このあたりは戦後の闇市が起源なのだろう。京都の2次元格子に慣れきってしまった私にとっては難解極まりないが、そのカオスさもまた面白く感じる。


— ポタージュ (@_2pt) 2025年11月13日
スターバックス
これは全く沖縄とは関係がないが、アプリのスタンプラリーがあり、全都道府県のスターバックスは訪れる努力をしているので沖縄でも入店した。国際通りを歩いている時、台風による雨がだいぶ強くなっていて下半身がずぶ濡れになりかけていたので雨がある程度弱まるまでどこかで時間を潰したかったというのもある。普通にアイスコーヒーを注文(本州であれば季節的にはホットコーヒーだろう)。店内でこのブログを書いたりとか作業をしているとクリスマスブレンドのサービスとかケーキの試食とかをさせていただくことになった。

コンビニエンスストア
日本全国どこでも便利なコンビニエンスストア。当然沖縄にも存在するわけだが、沖縄のコンビニは一味違う。というのも、沖縄におけるファミリーマートの経営主体は沖縄ファミリーマート、ローソンの経営主体はローソン沖縄となっていて地域にかなり密着した商品展開がされている。セブンイレブンも同様の思想なようだが、経営主体は本州のセブンイレブンになっている。他のコンビニと比較すれば、沖縄進出したのが2019年とつい最近のようである。
普段はファミリーマート派なのでファミリーマートを例にとる。朝食べるためのパンを購入するためにパンコーナーを見てみると、ファミマ・ザ・カレーパンはOkinawa Ver.とついていたり、本州では6本入りのチョコチップスナック(税込145円)が7本入りで、税込225円となっていたりする。その地域のパンが売っていたりもした。

ドリンクコーナーを見ると、やはりさんぴん茶が目にとまるが、他にも、ルートビア(A&Wではなく沖縄ファミマが作っている)、ドクターペッパー500ml缶(ドクペ自体は本州にもあるが500ml缶はなかなか見かけない)、オリオンビール等々…沖縄名物が並ぶ。なお、コーヒーメーカーも違ったように見えた。

カップラーメンコーナーもやはり沖縄そばが並ぶ。朝すばが気になった。
北海道でいうセイコーマートは沖縄ファミリーマートなのかもしれない。
泊ふ頭旅客ターミナルビル「とまりん」
「とまりん」は、渡嘉敷・座間味・粟国・渡名喜・久米島・南北大東の離島を結ぶ船舶が発着する泊港にある、複合的な旅客ターミナルビルの愛称です。(https://www.tomarin.com/)
各々の島とをつなぐフェリーがここから発着している。1日にそれぞれの島に対して1,2便程度だろうか。

てだこ浦西駅
沖縄県には鉄道がなく、モノレールしか走っていないというのは有名な話かもしれない。なお、大昔は鉄道が走っていたらしく、沖縄OPA(バスターミナル)下にはその記念碑的なものがあるらしい(付近を通ったのに見忘れてしまった)。メロディーは全体的に沖縄を意識したような音楽になっていて、多くが琉球音階に沿ったような感じになっていた(が全てがそういうわけでもなさそうだった)。
ゆいレールを終点まで乗ってみることにした。会社から帰宅していると思われる人々とともに揺られていく。浦添前田駅からは標高を下げていき、トンネルに入るとその中で身体に傾きを感じるほどだ。トンネルを抜けると傾きはなくなり、てだこ浦西駅に到着する。駅はかなりきれい。それもそのはず、ここまで延伸したのは2019年らしく、意外と最近だった。それもあってか、新興ベットタウン感が漂っていた。駅を降りるとイオン、ドラッグストア、コンビニ、マクドナルドととりあえず最低限の衣食住は揃いそうだ。P&R駐車場もあったりする。まだまだ開発は始まったばかりな印象も受けた。この地区はこれから発展していくのだろうか。
のうれんプラザ
ホテルの近くにあったのでなんとなく中に入ってみた。普通に市場だろう。流石に野菜とかを買っていくことはしないが、その中でも黒糖に目が止まった。その店のおばちゃんと話す。ここではそれぞれ別の島でとれた3種類の黒糖を売っていた。うろ覚えだが、波照間島はすっきりしていてスタンダード。西表島は甘味強め。多良間島はかなり甘めで渋さもある。と言っていたと思う。途中で常連のおっちゃんが来た。おっちゃんによれば、ビールやワインなど酒のつまみに良いらしい。ランニングの時に食べるとバテないとか。そのおっちゃんは流れるように黒糖を3袋買って去っていった。そんなこんなで3種類試食させてもらったが、波照間島のものがちょうどよいと感じた。

識名園
世界遺産として首里城が有名だが、実は識名園というものも世界遺産になっているらしい。ホテルの近くに、識名園までx.xkmみたいな標識があったので気になって訪れてみた。

400円を払って園内に入る。パンフレットを見る。
識名園(古称:シチナヌウドゥン)は、1799年に完成した琉球王家最大の別邸で、中国皇帝の死者・冊封使の接待や国王一家の保養などに利用されました。
とのこと。

南国を感じる素敵な回遊式庭園に、琉球を感じる建物。御殿と書いてウドゥンというらしい(うどんみたいだね)。この建物自体(というか庭園全体か)は沖縄戦で壊滅したが復元したものだそうだ。まるで民家のようで、王家の建物にしては質素な気もしなくもない。たくさん部屋があり、広い家を持っているような田舎の親戚の家とかでこんな感じのありそうである。


建物内で座ると当時の人々の身長基準でいい感じに出窓から庭が見えるように設計されているらしい。
中国風らしい石橋を渡って池をはさんで建物の反対側へ。道を上がっていき勧耕台へ。ここからは沖縄本土の南東側一帯を見渡せる。ここからは海が全く見えない。この景色を見せることで昔の琉球王家は島の広さを中国からの使いの者にアピールしていたらしい。

こう見るとマンションが多い気がするな?と思って調べてみると、沖縄の持ち家率は全国最低らしい。あとどの建物も白い。なお、手前にあるのは墓地。沖縄の墓石はまるで家の形だ。
バナナ園。縮小されたらしい。

そうこう歩いていると入り口に戻ってきた。
ちょうどよい散策スポットだった。
県庁壕跡
識名園から散歩していると、歴史散歩の道なる石碑を見つけた。それに沿って歩いているうちに、いつのまにか識名霊園という墓地の中に迷い込んだ。墓地を歩いていると、近くに壕への案内板があり、気になったので立ち寄った。
ここはかつて沖縄戦の時に県庁と警察の機能が移された場所らしい。現在では一般には立ち入り禁止のようだ。

金城ダム
散歩をしていたらダムに到着した。鴨レースや白鳥たちの休憩が見れて鳥好きとしては癒された。


雨乞嶽展望台
首里城に行く前に展望台を見つけたので登ってみた。非常に見晴らしがよく、那覇市街を一望できる。こう見ると赤瓦の建物がたくさん。奥には白いマンションがたくさん。後ろをみると首里城も見える。

首里城
識名園から歩いてきたので南東側から、つまり比較的北西にある守礼門とは真逆からアプローチしていったわけだが、やはり守礼門から入ろうということでぐるっと回って入口へ。こちらはおなじみ琉球王国のグスク及び関連遺産群の代表。2019年に火災で消失してしまってから復元工事の真っ最中ではあるが、外観の復元工事は完了しているようだった。


沖縄戦で燃えてしまってからの平成の復元と、今回の令和の復元とで全く同じように復元しているわけではなく、平成の復元後に見つかった新たな証拠などからいくつか変更を加えているようだ。
復元工事を見れるのは今だけ。来年の今頃には工事が完了している予定らしいので、是非とも訪れてみたい。

首里城で最も標高の高い東のアナザへ登ってみる。首里城の全景がわかりやすい。こうみると本州にあるような城とは全くつくりが異なり、ミニチュア万里の長城ではないが、中国文化を取り入れている感を感じる。

金城町石畳道
散歩していて最も感動した箇所。日本の道100選にも選定されている。琉球石灰岩でできた石畳道。かなり坂は急であり、沖縄らしい坂道の両脇には沖縄らしい古民家が立ち並ぶ。



この道沿いにも住人がいるんだなあと思うと、同じく日本の道100選である哲学の道沿いの住人としては親近感を覚えた。
波の上ビーチ
沖縄に来たのだからビーチを見に行こうというわけで、那覇市唯一の海水浴場らしい波の上ビーチにやってきた。遊泳期間は10月までとされているようだが、泳いでいる人もいた(いいのかな?)。11月中旬でも気温は20℃台後半だったのでかなり海水浴日和ではありつつ。


波上宮
ビーチの隣には神社が立っている。この日は七五三の日だったので賑わっていた。明治天皇の像があったりする。

漫湖
インターネット百景に登録されている漫湖だが、ラムサール条約登録湿地でもある。

まずは漫湖水鳥・湿地センターに立ち寄る。地元の子供がなにかお絵描きをしているのを横目に、展示パネルをみる。ビジターセンターよろしく生物やその植生等が紹介されている。多くの鳥類やカニ等が観察できるようだ。


木道に入ってみる。

初めこそこれが本物のマングローブ林!と初めて目の前で見ることのできた植物に興奮したが、その地面をよく見るとペットボトルのゴミが挟まっていたりする。(漫湖…汚い!)

展望台っぽくなってる箇所に登ってみようとすると、一段ごとに十匹程度のハエがブーンと飛びたった。(漫湖…臭い!)

展望台からは1匹の鳥と1つのペットボトルを見ることができた。
建物のパネルでもゴミ問題の話はあったなあと思ったりしたが、まだ完全な解決には至っていないんだなあと思った。場所柄ゴミが流れつきやすいのかもしれない。
木道を戻ってセンターを出る。湿地沿い、奥武山公園駅方面に遊歩道を歩く。大きなカザミの下ではじいさん達が昼間から酒を飲んでいた。
あ、くもじい、あそこ見てください!漫湖のほとりで、巨大生物が万歳してます!あはは、あれは漫湖に生息している、ガザミじゃ。 pic.twitter.com/ehkJYwduA4
— ポタージュ (@_2pt) 2025年11月15日
途中で大量の猫と遭遇した。
やけにいっぱいいるなあと思ったら地元のばあさんが餌付けしていた。さらに歩くと別のじいさんが餌付けしていた。こんなに堂々と餌付けしているのは初めてみたかもしれない。


食事
朝は起きれないのでコンビニのパンとか商店街のサーターアンダギー等で済ませていたが昼と夜は沖縄料理を食べることにした。前半はステーキやらタコスやらばかり食べていてそれはアメリカ料理だろと友人に突っ込まれていた。
ステーキハウス88 国際通り店
沖縄といえばアメリカ統治下にあった影響等でステーキ屋がたくさんある。まるで名古屋のコメダのような数ある。探せば安い店もあるようだが、あまり気にせずにチェーン店に入った。
とりあえずオススメということになっているテンダーロインステーキ200gを注文。柔らかい牛肉がキマった。

JUMBO STEAK HAN'S 茂辺地本店ANNEX
前日にはビーフステーキを食べていたのでここではポークステーキを食べた。あぐー豚ステーキ200g+ハンバーグ150g。ステーキは脂っぽくなくいい感じにさっぱりしていてうまい。普段酒は弱いので飲まないが、せっかくなのでオリオンビールもいただいた。すっきりした味で美味しい。(Sサイズを頼んだが1/4くらい残してしまった。)

ラッキータコス
タコスもアメリカ文化経由で沖縄にやってきた沖縄フードといえるだろう。タコスとタコライスのセットを注文。そういえば生きていてタコスを食べたことあったっけ。タコス生地って薄いナン生地みたいなのイメージしていたけどここのはパリパリだった。サルサソースをかけるとピリッとした辛みがアクセントになってよかった。あとで調べてわかったけど塩タコス発祥の店らしいですね。塩かけてみればよかったかも。

A&W 国際通り松尾店
これもアメリカ文化の名残といえるのかな?沖縄のハンバーガーチェーンでおなじみのA&W。ここでは定番であろうThe A&Wバーガー+スーパーフライコンボを注文。ドリンクは当然ルートビアだ。
パティに加えてフライが挟まっているだけでハンバーガーへの個人的評価は上がりがちなのだが、The A&Wバーガーにはそのオニオンフライに加えて、よいアクセントとして爽やかなクリームチーズが挟まっている。これをいつでも食べに行ける沖縄県民が羨ましい。
ルートビアはここにきて人生で初めて飲んだと思う。ドクターペッパーと同じ系統だと思うが、個人的にはルートビアの方が好みだった。例えとしてシップの味と言われることがよくあるが、まあわからなくはない。クリーミーで爽やかな感じはある。かなり美味しかったので缶も別で買ってみたのだが、やはり「生」で飲む方が美味しく感じた。
この店舗は国際通りの西の始点に立地している。大きなスクランブル交差点の南東角に位置しており、その佇まいは渋谷スクランブル交差点に面するTSUTAYAのスターバックスを想起させられた。


なお、この付近にある那覇市役所はなかなか特徴的な形をしている。これも一度は見てみたかった建物である。

LITOR
これは沖縄グルメとはあまり関係ないが気になったので入店した。なんとフルーツグルメバーガー専門店だという。パイナップルバーガーにしようかと思ったが想像できてしまって面白くないので、ストロベリーバーガーを注文。友人はバナナベーコンバーガーを注文していた。
とはいえストロベリーバーガーもまあ想像できる味ではある。ジューシーな牛肉のハンバーガーにストロベリーの酸味と甘味が挨拶を入れてくるという感じで、合ってるかどうかはパイナップルピザを許容できるかどうかみたいな話になってきそうではあるが、私は嫌いではない(普通に美味しくはある)。楽しい食事体験をしてみたければ一度行ってみるとよいのではなかろうか。
同時にモカフラッペも注文した。非常においしいものだった。コーヒーメニューが非常に充実していたが、どうやら実績のあるバリスタさんらしい。

宮古そば 田舎
商店街の公設市場付近にある。ここではソーキそばを食べる。ソーキとは豚のスペアリブのことらしい。少し甘みのあるスープに、中華麺やいわゆる蕎麦ともまた違うなんともいえない麺が使われている。それに大きなソーキが載っていて、ちょろちょろとネギがトッピングされている。見た目はラーメン二郎を素朴な感じにしたものに感じた。
食べ終わりかけに、気分で紅しょうがを載せてみるとこれがちょうどよい。もう少し早く紅しょうがを入れておけばよかったと後悔した。

ななほし食堂
首里駅前にある定食屋さん。ここでは肉野菜チャンプルーを注文した。チャンプルーとはマゼルを意味し、炒め物のことらしい。本州だとチャンプルーといえばゴーヤだが、沖縄ではなんでもチャンプルーというらしい。
提供された肉野菜チャンプルーはかなり盛ってありボリュームがあった。いわゆる肉野菜炒めに、豆腐が入ってきているという感じだろうか(汁はあんかけパスタのごとく見た目であり、多めだったがこれが一般的かどうかはわからない)。とても美味しかった。

お食事処 みかど
ここも沖縄料理店。沖縄ちゃんぽん発祥の店とされているらしい。というわけで迷わず沖縄ちゃんぽんを注文。しばらく待つとこんなものが到着した。本州の人間なら麺のちゃんぽんをイメージすると思うが、沖縄ちゃんぽんはライスらしい。ちゃんぽんの具になっているものが卵とじになって出てきたように見えた。味はイメージの通りな気がする。

ブルーシールパーラー 大湾店
ブルーシールは沖縄を中心に展開されるアイスクリームチェーン店である。京都の新京極にもあるようだが、機会もなければ入らないわけなので入ってみた。気候はアイスクリームを食べるに値するほど暑いわけだし。
紅芋+バニラのミックスにした。うまいうまい。

琉球村 那覇空港店
本土に帰る前に腹ごしらえするために入店。キジムナー定食を注文。キジムナーとは、ガジュマルの古木に住むといわれる木の精霊のことらしい。豚の三枚肉の丼と沖縄そばのセット。

まだまだ回収できていない沖縄名物はたくさんあるのでいつかそれも食べていきたい。





