2026年7月。昨年秋ぶりに再び出張で沖縄を訪れた。以前にもまして有意義なものになった(観光の面でもだが、交流の面でも)。
沖縄本島の北端へ
沖縄本島の北にはやんばる国立公園が広がっているわけだが、あんまり行く機会もないような気がする。1日フリーだったので友人とドライブした。友人の運転が危なっかしすぎてペーパーゴールドの自分が運転する方が安全だった。
共同店
沖縄(と鹿児島南部の一部)には共同店(共同売店)というシステムが残存している。wikipediaによれば、集落の住民が共同で出資・運営する商店である、とのことで、だいたい生協のめっちゃミニマム版といえるようなものになっていると思う。その佇まいが昔のまま保存されているのに惹かれて立ち寄ってみた。
辺戸岬へ向かう途中の宜名真共同店に立ち寄った。売られているものは食料品と日用品がいくらか、そして隣にある神社に関係する絵馬とかステッカー、といったところだろうか。店のおばちゃんと地元のおじちゃんが喋っている中に部外者が入っていくというかんじになっていたが、どこから来たのかというよくある会話から、おじちゃんが何年か前に京都に住んでいて、ちょうど京都行きたいわねえなんて話をしていたところだったらしい。

せっかくなので隣の神社にも立ち寄ってみたりした。神道というか沖縄信仰な感じだろうか。本州とはなんとなくスタイルが違うように見えた。ちなみに、神社のあたりでもおばちゃん達が立ち話をしていると言う感じだった。田舎すぎて近くの人たちと話すくらいしかやることがないのかもしれない。

一応この共同売店の周辺は集落にはなっているが家が数軒というレベルで、その庭にはもれなくバナナの木がなっていた。

茅打バンタ
切り立った崖からは、山肌には森、そして海岸線手前には宜名真漁港、そして右手には広がる海を見渡せる。夏のセミの声以外は(海の音くらいはしてたかもしれないが)何も聞こえず静かである。

ここに至る細い道は、途中で人に会ってしまうとどちらかが戻って道を譲るしかなかった(いまは拡幅されて車1台くらいなら通れる)ことに由来する「戻る道」と称されている。道路脇の岩がデカすぎる。

辺戸岬
辺戸岬は沖縄本島の最北端にある岬で、那覇市街からは2時間と少しで到着する。なお、国頭村というところに位置するが、沖縄本島の北側はぜんぶその自治体になっている。岬が近づいてきてあと30kmか20kmかといったところになると、信号も一切なくなるし車も全然いなくなる。この果ての感じは鹿児島最南端の佐多岬付近が思い出された。

辺戸岬周辺には地面に埋もれた石灰岩、サンゴ礁に縁取られた海食崖と、そしてその下に南国らしくエメラルドチックな色の透き通った海が広がっている。なお、このあたりのエリアは日本唯一のタワーカルスト地形が見られるエリアになっているらしく、海から反対を向いて辺戸岳でそれらが見られるらしい(今回は時間がなかったので行かなかった)。



岬には祖国復帰闘争碑が立っており、立てられて50年らしい。その下には何故かイッヌがいた。近くのじーさんの飼い犬だろうか。


最後に建物にも入ってみた。到達記念証書みたいなのが1500円で売っていた。流石にちょっと高いかな…。
首里城
まもなく完成とされる首里城だが、前回から成長しているだろうか?ということで再び訪れた。
あんまり記憶なかったけど完成が近づいているのはわかった。こんな展望スペースあったっけな?というくらいか。

ちなみに首里城の周辺では雨乞嶽展望台というところが非常におすすめ。前回も行ったけど。

食事
郷土料理屋系
今回は色々な飲み会に連れて行ってもらい、様々な郷土料理に出会うことができた。郷土料理屋で食べたものたちを以下に列挙する。
- 海ぶどう:定番。プチプチしてていい感じの塩っけがうまい
- もずくの天ぷら:ほとんどかき揚げじゃね?そうでもないのかな。
- 山羊刺し:薄い方:臭みがなく美味い。溶けるような感じする。分厚い方はちゃんとそうだった。
- ラフテー:自分には角煮との味の違いが思い出せなかったがうまいことには間違いない。
- ジーマミー豆腐:ピーナッツで作られた豆腐。大豆で作る普通の豆腐よりもっちり感がある。ちなみに、島豆腐は大豆で作るが、普通のとは熱を加えるタイミングが違うらしい。
- スクガラス豆腐:アイゴの稚魚を豆腐の上にのせたやつ。軽くググってみると魚の頭から食べろということらしい。けっこう魚が塩辛め。
- 豆腐よう:島豆腐を紅麹と泡盛に漬けてつくられている。昔食べた時めちゃくちゃ濃かったなあと思ったが、今回食べたものは思ったより濃くなかった。といってもだいぶ濃い。箸の上にちょこっとで十分。
- グルクン唐揚げ:記憶がない。国際通り前の県庁北口交差点の大型ビジョンでめっちゃ喋ってることしか覚えてない。
- フーチャンプルー:お麩の野菜豆腐炒め。普通にうまい。
- チラガー:豚の顔の皮。味はラフテー、食感は軟骨系と言う感じか?
- にんじんしりしり:卵も入ってます。
- 山羊ぞうすい:内臓の入ったスープ的な感じのを使ってるのかな?そんな感じの味がした。お知り合いによれば別店舗で食べた山羊汁なるものは匂いがやばかったらしいが、これはそうでもなかった。
なんで山羊?と思っていたが、昔は家庭で山羊を1頭飼っていてお祝いの時にそいつを食べていたらしいとのこと。
酒が弱いので基本的にコーラばかり飲んでいるが、同行者の方々が泡盛を注文していたので飲ませてもらった。しかし残念なことに美味しさは分からずという感じだった。種類が違うがコーラしか受け付けない身体なのかもしれない。(オリオンビールはそこそこうまいと思う)
飲み会では留学の話題がホットだった。フランスのパリには国際大学都市というものがあり、まるで万博のパビリオンのように、日本館だとかアメリカ館だとかがあり、それぞれの建物は各国が出資して建てられているらしく、それぞれの国の建物に留学生が暮らすことになるらしい(別の国の館でもいいが、多くはその国の館らしい)。Tierが高いのはアメリカ館とカンボジア館らしい。一方で日本館はこれらのラインナップでは中の下くらいの充実度とのこと。その国がどれだけ留学する学生に力を入れようとしているかわかるということになるが、日本はそこまでだということだろう。国内の留学生とかに助成するのもいいが、こういうところも頑張って欲しいと思った。
以前の出張で知り合ったブログ仲間とも再会した。ブログネタが溜まってるらしいがAIも文章書けるしなあと思うとバカバカしく思えてきているらしい。自分はといえばほとんど自己満足で記録を垂れ流しているのと、薄い内容でも思ったことみたいなのはAIは読み取ってくれないのでまだ書く気ではいる。なんだかんだ自分で書くといつどこに行って何をしたかを思い出しやすいのと、どこで何を見たかが全てブログに書いてあると人に話すのにもやりやすい。




OKINAWA SOBA EIBUN
Twitterで募ったところオススメされたお店。人気有名店なのかめちゃくちゃ並んでいた。並ぶか悩んだがよっぽど再び来ることはないとの判断で並ぶことに。普通に1時間以上並んだ。
創作沖縄そば屋で、伝統的な沖縄そばを進化させたメニューを提供しているとのことで、メニューを覗いてみると牛もやしそばパクチーまみれだとか、特製冷やしジュレダレぶっかけまぜそば、なんてものもある。
そんな中でもチャレンジはせず王道でいこうということで、一番人気らしいBUNBUNそばとジューシー(あじごはん)を券売機で注文。席に着くとそこまで待つことなく商品が提供された。
麺の上には豚肉がいろいろと乗っかっている。スープも甘みがある優しい味でうまい。麺もしかり。沖縄そば屋にほとんど行ってないし比較にはあんまりならないが、店の雰囲気のせいか事前情報のせいかはわからないが現代風になっている気がした。
テーブルには味変調味料がいくつかある。本州のラーメン屋でも定番の胡椒や山椒に加えて、沖縄ならではのコーレーグス(島唐辛子を泡盛につけた辛味調味料)あたりまではよく見るところだが、オリジナルらしいゴーマーグゥー酢なるもの(ゴマと酢をあわせたものらしい)もあり、これがかなり良い味変になった。他の沖縄そば屋でも採用してほしいところである。

ゆうなみ 坂下店
歩いていたら目に入ったので入店。お昼時ではあったがそれにしても50席くらいはありそうなかなり広い店内がほぼ満席だった。
食券制となっている。ベーシックにソーキそばを注文。麺の種類として3種類選択式になっており、普通と平麺とよもぎ麺が選べる。前の人の真似をして、よもぎ麺を選択。ご飯系も食べたかったので適当にタコライスも注文した。沖縄そば屋でタコライス出てくるってなんか面白い気もする。
食券を買うと隣にあるコップとレンゲをもってあちらへ、と案内された。ラーメン二郎系みたいだ。
少し待つとよもぎ麺とタコライスが到着した。よもぎが練り込んであることはわかったが、味の違いがあるのかは正直わからなかった。ちょっと硬めだった気もするが、それは元の麺が硬めなのかもしれない(そもそも沖縄そばって硬めがデフォルトな気も)。どの店も沖縄そばは似通っているので特定の感想とかこうやって後で思い出しながら書いているとない(どれも美味いのは確かだけど)のだが、ネットの情報によるとカツオだしに特徴があるらしいとのこと。

ステーキハウス88 国際通り店
前回の最初の沖縄での食事と全く同じステーキハウス88に入店。今回は1人ではなく2人だが。
テンダーロインと赤身肉を同行者とシェアする形になった。どっちもステーキを感じられて美味い。味がなんとなく違う気もしたがよくわからない。テンダーロインの方が切る時に柔らかかったことは覚えている。

A&W 国際通り松尾店/那覇新都心おもろ店
沖縄といえばA&Wみたいなところある。今回の沖縄での最初の食事と最後の食事はハンバーガーということになった。The A&Wバーガーのカーリーフライセットを注文。クリームチーズとオニオンリングが挟まっているのがやはり最高。同行者の指摘によりハムもいい味だしていることに気づいたりもした。
今回はルートビアのおかわりもやってみた。ちなみに湿布の味と称されることが多いが、私自身は湿布の味はピンと来ていない。

話は逸れるが、ここのスクランブル交差点の角には大型ビジョンのついた、交差点を見下ろせる飲食店(A&W)が入っている。そして大型ビジョンからはVtuberの宣伝映像が流れている。これって、スクランブル交差点角のTSUTAYAに大型ビジョンがついていて、そこのスタバから見下ろせ、そして映像にはちょっと前だと星街すいせいが映っていたりした渋谷と構造的には同じだと思う。そこで私はここの交差点(県庁北口)を沖縄の渋谷と呼んでいる。共感、ないか...。


JAM'S TACOS
沖縄に来たらやはりタコスは外せない。ということで適当にタコス屋へ。前回訪れたラッキータコスの系譜にあるらしいこちらのお店へ。調べたところ何故か名古屋栄にも店舗があるらしい。
定番のjam’s TACOS SETを注文。ドリンクも頼んでという感じっぽく見えたのでシークワーサージュースも注文した。 パリパリの皮にのった肉と野菜のバランスがちょうどよい。おすすめされている塩をかけて食べるのはさっぱりしていて良いと思う一方で、結局サルサソースをたっぷりかけて食べる方が個人的には好み。シークワーサージュースって思ったより甘くないんだね。

ブルーシール パレットくもじ店
沖縄のアイスクリームといえばブルーシールなので行くことにした。別に京都の寺町京極商店街にあるからわざわざここでいかなくてもいいのだが。水曜日の20時半ごろに行ったが満席。
黒糖とショコラクッキースワールを注文した。まあ特に感想はないがうまい。

帰りの飛行機より。島がよく見えた。出張のついでで十分に観光を楽しめてしまった気がするが、そのうちまた来ることになるだろう。たまたまいる界隈のせいか沖縄に出張することはたびたびありそうな予感がしている。
