ポタージュを垂れ流す。

マイペースこうしん(主に旅行)

セキュリティ・ミニキャンプオンライン2022にチューターで参加しました

www.security-camp.or.jp

『シミュレーションを用いたIoT機器の解析体験』のチューターをさせていただきました。内容を引用すると

近年普及が進むIoT技術において情報の保護は重要な課題の一つで、最近ではIoT機器にも暗号モジュールが組み込まれています。IoT機器に組み込む暗号モジュールの安全性は十分に検討される一方で、暗号化時に利用される暗号鍵の推測を意図した解析手法が多く研究されています。本講義では、暗号モジュールの動作中に変化する消費電力に注目した手法である「電力差分解析」をシミュレーションを用いて体験します。

という感じです。

講師の方は去年のセキュリティキャンプ全国大会で知り合った方です。なんとなく面白そうだなーとtwitterで呟いたら、ミニキャンプチューターやってくれてもええんやで❤️、と誘われ(原文ママ)、まあやるか、ということで何も考えずにチューターをやることにしました。

普段は絶対触れない分野なので面白そう、やってみたい、というモチベーションで半分受講生の気持ちではありましたが、なんとかチューターとしての動きができたんじゃないかなとは思います。

チューターの業務は基本的には講師のサポート、受講生のサポート、グループワークのファシリテートです。

通常であれば講師の方が普通にリアルタイムで講義をやるのですが、講師さんが当日はアメリカの学会に行っていて講義中は声が出せる環境にないとのことで、代わりに講師さんの動画を流すことになって、僕が講義中にその動画を流すという大役をやることになりました。

前日までは、講師さんからの動画を事前にいただいて全部チェックしてコメントを返すとか、ハンズオンで使うプログラムを実際に全部動かして環境依存の動作確認(兼、内容の把握)とか、そういうことをしていました。

当日はまずは講義前にちゃんと動画が問題なく流れるか確認をしました。朝7時台に起きるのが大変でした。事務局の方にはチューターさんが講師になってるみたいですね、って言われてました。確かに。

講義時間には特に問題なく動画が流れてくれてよかったです。受講生の方々からもコードが動かないみたいな問題はなかったようでよかったかなと思います。

修了試験のテスターもやっており、実際に解きました。それをふまえてアドバイス的なこともやっていました。面白い問題作るな〜と思いつつも難しいかもな〜と思っていたら、実際かなり難しかったようで、この問題だけ誰も解けず...という感じにはなってしまいましたが。

チューター特典として、自分の担当以外の講義も覗けるというのがあります。当日講義があったものはどちらも聴講(ハンズオンもした)させてもらいました。

『AIを騙すテクニックと対策を学ぼう ~敵対的サンプル入門~』は確か僕が参加したセキュリティキャンプの1つの講義にあった気がして気になっていたのですが、抽選で落選してしまった、というのがあり、ここで伏線回収(?)みたいなことができてよかったかなと思います。大学の専攻のせいで完全に数理工学脳になってるというのもあって、こういうのがあります、使ってみましょう、では飽き足らず仕組みが気になりアルゴリズムの論文読みに行ったりしていました。

『WebとCloudにおけるセキュリティの基礎と実践』はいろいろ詰め込んだなーといった内容で、自分の知らなかった概念(OWASPとかAWSで作れちゃう脆弱性的なやつとか)をいろいろ知れたりとかしてよかったです。

懇親会とかグループワークで色々な人と話せたのはよかったかなと思います(ファシリテートできてたかな?)。人との交流は大事ですね。

普段とはまた違った方面からの知見が得られていい経験になりました。関係者の皆さんお疲れ様でした、そしてありがとうございました。また機会とかやる気があればチューターやってみようかな。

夏の北海道一周ドライブ企画

友人とやるか、と話して約1年越しに実現した北海道一周企画。ドライブと大自然を満喫したレポートになります。何日にも分けて編集しているため文体が不安定です。

9月13日(火)

バイトを16時半頃に終え、荷物の準備。北海道の後に直接東京に行くということもあり、服装に困ったので本州基準の夏仕様x2と秋仕様x1を入れていつもより少し重めの荷物量に。パーカー着れば夏仕様でも耐えるとの判断。天気予報を見る感じ札幌あたりはあまり本州と変わらなさそうだったが、道東はやはり気候がそこそこ違うなという感じだったので、去年の経験と天気予報から最高気温18度最低気温8度に耐えられる想定をした。

家を出る。バスに乗って少ししたところで忘れ物に気づき引き返す。忘れ物をリュックに入れてもう一度バス停へ向かう。バスが時間通りに来なくて大丈夫か、と思ったがバスに乗って京都駅に着いた頃には遅延も解消。列車に乗るまでの10分の間に駅弁の購入と現金の引き出しを済ませておく。北海道のよくわからないところで現金ないと危ないのでね。

今回は舞鶴からフェリーに乗るとのことで特急まいづるを利用。特急はしだてと連結されているので2つの行き先が表示されている。

北海道の特急に乗ると聞くことになる7点チャイムを京都で聞いて旅の始まりを感じる。気動車なのもいいですね。

京都駅で適当に買ったお弁当を食べて腹ごしらえ。

綾部駅スイッチバックすることを知っていたので全面展望ができる席を確保していた。まあ真っ暗で何も見えないのですが。

東京に行ってマイコンボード使って色々する予定があったので、せっかくなら旅行中もデータ取るか、ということでGPS測ってくれるプログラムを書き込んでおいた。

終点の東舞鶴に到着。

東舞鶴駅

ここから20分程歩くと舞鶴港へ到着する。

夜の商店街 よい雰囲気

フェリーターミナルといえばトラック群ですよね

ここで友人1と合流。友人1はどうしても北の大地をバイクで走り回りたかったということで、バイクでここまで来ている。

クソデカ排気量バイクのおっちゃんが友人1に話しかけたりして、私もその話を聞いたりして出港まで時間を潰す。

バイク乗船と徒歩乗船は別々のタイミングなので友人1とは一度お別れする。

いざ乗船。

出港を待ちつつ船内の売店チョコモナカジャンボを買って友人を待つ。

友人1と合流。

船の後方のデッキに出て舞鶴港に別れを告げ、お風呂に入って、ベッドに潜る。ダウンロードしていたアニメを見て就寝。

お部屋はいつもの寝床だけのツーリストA。安いしね。

友人1は小説家をやっており、それの作業があるとのことで、ラウンジの方へ向かっていった。

フェリーでサウナ、したいです。

9/14(水)

おはようございます。

フェリーといえばカレーだよな、ってことで、朝カレーをいただく。

朝カレー

友人1と話をしていると、クソデカ排気量バイクのおっちゃんが寄ってきて、君たち賢そうだから、と前置きをして「地球の自転速度よりも飛行機の飛行速度の方が遅いはずなのに、ちゃんと目的地に到着できるのは何故?」的なことを問いかけてきた。慣性の法則ですね、みたいなことを答えたけど納得はしていないようだった。電車の中でキャッチボールする話を例に出したらそれは理解できたみたいだけど。まあスケールがデカいから直感的に納得できないのかも。

姉妹船の反航。大人気。

反航

ダウンロードしていたアニメ(プリンセス・プリンシパル)を1話から見る。このアニメ面白いですね。

お昼ご飯。新潟タレカツみたいなのと迷ったがグラタンを注文。

グラタン

アニメ視聴再開。

船はめちゃくちゃ揺れており、友人1は船酔いが...と言って部屋に吸い込まれていった。

奥尻島が近づき、電波が入ってきた。

東京に行ってから必要になるスライドを作ろうとするも、やる気が起こらず挫折。自分も船酔いしてきた。

夜ご飯どきになっていたので、食事会場へ。北海道上陸前だがジンギスカンを食べてしまおう。

ジンギスカン

限界がきたので部屋に戻り一旦寝る。友人1は作業すると言ってフォワードサロン的なところへ消えていった。

そろそろ接岸かな、という感じで外へ出てみると小樽港は目前。

接岸、下船。友人1とは一旦お別れして宿で合流することに。

ありがとう

メルヘン交差点。小樽を感じる。

ちなみにこの交差点あたりにある小樽オルゴール堂2号館のパイプオルガンの実演はとても良いです。

少し道に迷って(google mapに変な道を案内され)なんとか宿に到着。友人1とも合流。

一息ついてまずはセイコーマートへ。

飲み物とか購入しておく。宿へ戻る。

しばらくしてここで友人2とも合流。友人2は新千歳でレンタカーを借りて走らせてきた。明日からは友人2と車に乗り、友人1はバイクでそれについて行く(もしくはその逆でバイクにレンタカーが追尾して行く)ことになる。

朝ご飯どうするーとか適当に明日の予定を確認するなどして、就寝。

9/15(木)

おはようございます。

朝ご飯に三角市場に向かう。宿泊した宿で「とまっ得おたるクーポン」なるものが1人2000円分貰えたのでそれを使って朝から豪遊しようという魂胆。

入ったお店はこのクーポンが使えるのか掲示がなくて分からなかったのですが、お店の人に聞いてみると市に申請中で、申請が通ってたら使えるからちょっと待ってね、とのこと。少し待つとOKとの返事をいただけたので入店。

八角の刺身

サーモン・カニイクラの三色丼

大満足だったので少なくともこのお店に入ったのはTrueだった。

おいしかった〜と退店して外に歩き出したらお店の人が飛んできたので何事か、と思ったらすっかりクーポンを使うのを忘れて一万円札で代金を払ってしまっていたのだった。お店の人に何やってるの〜と言われ、ボーっとしてたなあとか思いながら会計をやり直してもらう。

日本三大姫路城の1つ、小樽駅から見た小樽運河

小樽駅構内のセブンイレブンでなんか当たってお茶がプレゼントされたりと幸先よさそうだと感じつつ、本日の目的地稚内へ向けて出発。

車にusbの口があったので、マイコンボードをつなげておく。これでドライブ中のGPS情報がトラッキングできるので、周り終わる頃にはいい感じに記録が取れているはず。

1時間ほど車を走らせ、佐藤水産 サーモンファクトリーに到着。友人1が行きたがっていたスポット。サーモン系を中心に魚系のものが色々売っている。

サーモンファクトリー

色々売ってんな〜魚デケエな〜などといいつつ、友人たちは各々お土産を買うなり親に宅配お願いするなりして満足。その上で、ありが塔とかいう展望台になんとなく登ったりとかしてたら、なんだかんだ45分近く(え?)滞在してしまう。

少し走らせ道の駅へ。

道の駅 石狩 あいろーど厚田

リコリス・リコイルは良いアニメだと思います。

明らかに後の時間が押しているので10分程度で撤退。

1時間ほど走らせ増毛駅跡へ。思っていたよりしっかり整備されていて新たな町の拠点みたいなところになっていそうだなと感じた。

増毛駅

道の駅るもいに立ち寄る。15分程度休憩。このあたりから全部の道の駅に寄ってたら稚内到着が夜になっちゃうから適当に取捨選択しようという話に。友人1曰く、バイクで夜走るのは嫌だとのこと。

25分ほど走らせて道の駅 おびら鰊番屋へ。旧花田家番屋は中には入れそうだったが外は工事中のようだった。ここも時間の都合上10分で撤退。

道の駅おびら鰊番屋 旧花田家番屋

苫前と羽幌の道の駅はスキップし、初山別の道の駅へ。

道の駅 ☆ロマン街道しょさんべつ

天文台は工事中だった。

しょさんべつ天文台 工事中だった

みさき台公園はキャンプで賑わっていた。

みさき台公園

ちょうど沿岸バスの留萌市立病院行きがやってきた。いつか乗りたいバス路線。

沿岸バス

以降の道の駅(遠別、天塩)は全てスキップし、旅団はさらに北へ進む。若干お腹空いてきたなーとか思っていたら私だけ間食してないことに気づく。そんな会話をしながらオロロンラインのハイライト、サロベツ原野、オトンルイ風力発電所へ。

利尻富士を望む

オトンルイ風力発電所は来年2023年には建て替えられ、この姿は見られなくなるようなので見られて良かった。

オトンルイ風力発電所

手前に小さな風車が3基

さらに北へ走らせる。北緯45度線を越える。先ほどの駐車公園からはすぐだが視認しづらいので通り過ぎそうになった。

北緯45度モニュメント

時刻は18時近く。日も落ちて暗くなってきた。稚内市街まで約50km。ひたすら単調な直線が続く。バイクの友人1とは通話で繋がっているので適当にしりとり(北海道に関係ある単語縛り)でもしながらひた走る。

時刻は19時前。稚内の道の駅に到着。稚内訪問は1年半ぶり2度目。

稚内キタカラ

宿にチェックインして荷物を置く。スープカレー食おうぜ〜とか言っていたがお店の前に行くと臨時休業になっていたので、適当に居酒屋に入る。ぶりかまが美味い。これに限らず全部美味いんですけどね。

ぶりかま

居酒屋であってご飯屋ではなかったので、普通にご飯っぽい感じのが食べたいかもしれない、ということでセイコーマートで食品を買って宿に戻る。北海道来てからホットシェフのカツ丼を観測してない!とか言って謎のセイコーマートはしごをしたが結局見つからず(稚内駅前店にはホットシェフはついていないので、少し歩いた稚内中央店に行く必要がある)。私はご飯は別にいいやと思ってモンブラン飲むヨーグルトを購入。実はセコマの飲むヨーグルトは本州でもウェルシアで買うことができる。たまに近所で買ってる。

デザート

友人2はサーモンファクトリーでラーメンを買っていたのでそれを作って食べていた。

適当に防波堤ドームあたりまで散歩。何故かわからないが奥(海の先?)までは来たことがなかった。かつてはここから樺太まで鉄道連絡船が出ていたそう。ここから樺太に行ってみたかった。

防波堤ドーム

近くに海上保安庁の船が止まっていて、最近北方がうるさいからそういうやつかなーと思うなどした。

稚内駅前あたりから見える稚内公園の開基百年記念塔を見て今日のタワーじゃん、とかいう話をしながら宿に戻り、明日も朝が早いということで日が変わる前に就寝。

(参考:今日のタワー)

9/16(金)

おはようございます。

適当に朝食を買いつつまずはノシャップ岬へ。

これにてウォーミングアップは済みました。最北端、宗谷岬へ。

宗谷岬

宗谷丘陵、白い道を走る。稚内市街から来る場合、来た道を戻ることにはなるが、稚内市のホームページを見ると宗谷岬側から走ることが推奨されている。

白い道

車窓も良い。

宗谷丘陵

再度宗谷岬を通過し、いよいよ北海道の東岸を走る。

東岸を南下していくときの最初の道の駅 さるふつ公園に立ち寄る。ついでに昼食。

道の駅 さるふつ公園

ホタテラーメン

ホタテ丼(友人1)

猿払村はこのホタテのおかげで日本屈指の平均年収を誇っている。

アイスを食べたりしつつ、南下を続ける。

途中、猿払村道エサヌカ線を通る。ひたすら一直線の道が続く。

エサヌカ線

浜頓別の道の駅はスキップして、道の駅マリーンアイランド岡島に立ち寄って休憩を挟む。顔出しパネルで記念撮影。

雄武の道の駅はスキップ。次の道の駅おこっぺで大きめの休憩。ここでも顔出しパネルで記念撮影。友人2がカーリング好きなのでロコソラーレの顔出しパネルで喜んでいた。ソフトクリームが異常に美味しかった。

ソフトクリーム

名寄本線の興部駅跡なだけあってか、道の駅内には名寄本線の営業当初の展示とか、外には簡易宿泊施設として利用できるような車両がとまっていたりした。

ルゴーサ・エクスプレス

少しだけ南下して道の駅オホーツク紋別へ。恒例の顔出しパネルで記念撮影。

よくないね

館員の人たちがワンワンおる!とか言って窓の外を見るので何事かと思ったらNHKおかあさんといっしょで見たことのあるアレが!相方の名前は誰も分からなかった。かわいそう。(調べたところジャンジャンというらしい。ワンワンは昔からいるが、ジャンジャンは最近出てきたのかな。どうやら18日に「ワンワンわんだーらんど☆たんけんひろば」なるイベントがあったらしい。会場は紋別市落石アリーナ。ソースはNHK北見放送局。)

ワンワン(右)とジャンジャン(左)

オホーツク流氷科学センターがくっついているので館内を見る。やけに券売機前にいたお兄ちゃんのテンションが高かった。

網走にも似た名前の施設があって、そっちはオホーツク流氷館という。そっちに比べると、名前に"科学"とついているだけあってか科学的な話が多く感じて、個人的にはこっちの方が好きかも。

最近リニューアルして機材にこだわったらしいドームシアターでオホーツクの映像が見られる。流氷の形成の話、南極北極探査の話などそれっぽいものに加えて、マイナス20℃体験ルームがあったりした。その他でいけば、謎の蛇口の展示とか、名古屋市科学館から寄贈された竜巻発生装置とかもあった。

マイナス20℃体験ルーム

不思議な蛇口 実際に水が流れているが、実態は噴水の先が蛇口の先に来るようになっている(ネタバレ)

過去のブログ見た感じ網走の方はマイナス15℃だったっぽい)

近くのカニのオブジェで記念撮影。

カニ

また冬に訪れて砕氷船とか乗ってみたい。

出発する時に車のシートに興部の道の駅で買っていた飲むヨーグルトをぶちまけてしまったので、ドラッグストアに立ち寄り、消臭剤やらアルコール除菌ウェットティッシュやらを買ってなんとかするなどしていた。

本当はサロマ湖も寄りたかったが、もう日没が近かったのと、展望台に改修工事で行けないということもあったので今回はスルー。

途中セイコーマートで休憩を挟んで本日の宿泊地、北見に到着。スーパーホテルの3人部屋(かなり狭い)に宿泊。

北見は焼肉が有名と聞いていたので、焼肉屋に行くことに。味覚園 銀座店へ。味覚園の総本店が近くにあったが、食べ放題の方がいいと思ったのでこちらにした(銀座店は食べ放題専門)。サガリとかホルモンがおすすめで、塩コショウや生ダレで食べるのが北見流らしい。

全然生臭さがなく新鮮そのものでどれも美味しかった。友人1が最後にカレーうどんを頼んだら普通にデカいの出てきて笑ってしまった。

焼肉 at 北見

北見市街を散歩。オホーツク最大の都市なだけありデカい(これはいつも言ってる)。都市構造が好きすぎる。(どうでもいいけど何故か北見が北海道4番目の都市だと思い込んでいた、冷静になればそんなわけないですね)

銀座通

キタミモニュメント

台風が接近していたので帰りの飛行機変更するかどうするか、雨降るっぽいし明日の目的地を変更するか(本来は釧路まで長旅をするつもりだったが、雨だし短めにするかということで知床に宿を確保)、みたいな話をしつつ、ホテルのコインランドリーで洗濯をして、就寝。

9/17(土)

おはようございます。ホテルの朝食で美味しくないコーヒーを飲んで出発。

網走方面に向かうが、途中で卯原内サンゴ草群落地に立ち寄る。

時期がもしかしたら若干早かったor遅かったかもしれない。が、それなりに良い感じではあった。

卯原内サンゴ草群落地

25分程度走らせて網走監獄へ。2年ぶり2度目。人生で複数回見に来るようなところではない気はするが。(2年前のブログ

博物館 網走監獄

展示内容はけっこう興味深いと思う。人権を無視されてこき使わされた囚人たちのおかげで北海道の開拓が進んだという側面が垣間見える。

今回も監獄飯なるものは食べなかったが、まあいいでしょう。

お昼どきだったので、網走市内のお寿司屋さんに行くことに。雨が降ってきていたのでさっさと車に乗り込んでお店へ向かう。

マグロと茶碗蒸し

ごちそうさまでした。

しばらく車(とバイク)を走らせ、道の駅しゃりへ。このあたりまでくると雨は止んでいた。建物に入ってロコソラーレの顔だしパネルで記念撮影。

館内にはストリートピアノが設置してあり、Aimerの残響賛歌を弾いておられる方がいた。

道の駅 しゃり

道の駅の道路をはさんで反対側にお土産屋があったので入る。お土産のバリエーションから既に知床圏に入っているんだなあと実感。知床のお土産はセンスいいのが多いなあと思いながら、知床トコさんTシャツを購入。

T-SHIRTshiretokoshop.com

天に続く道を走る。網走側から見て、スタート地点の手前あたりに展望台があるが、わざわざそこには立ち寄らなくてもいいかもしれない。

天に続く道 スタート地点

知床半島の北側、国道334号を走行。海沿いをひたすら走る。

オシンコシンの滝に立ち寄る。この滝のためだけに駐車場が整備されているのはなかなか面白い気もする。

Oshinkoshin Fallsの案内標識

オシンコシンの滝

さらに走らせ、知床国立公園の玄関口、ウトロに到着。道の駅 うとろ・シリエトクに立ち寄る。たくさんお土産が売っている。隣には知床世界遺産センターもある。

マンホールカードが配布されていたので手に入れておいた。

ちょうど日没。綺麗。

日没 at ウトロ

近くのセイコーマートで夜ご飯を調達しておく。ホットシェフカツ丼を購入。加えてカップスープとか、あと一応朝ご飯のパンも買っておいた。

今日はこのあたりのドミトリー(しれとこ村)に宿泊することになる。温泉付き。やったー。

宿にチェックイン。夜ご飯先に食べると聞いていたので先に食べていたが、結局私以外はみんな先に温泉に入ってしまったので、一人で夜ご飯をいただく。

ドミトリーなので共用ラウンジ的なところで食べることになるので、自然と他人の会話も耳に入ってくる。若い兄ちゃんがたどたどしい英語で韓国から来たおじさん旅行客に話してはるなあなどと思って聞いていた。

友人1が戻ってきて、彼らの話を聞いて話しかける。私はこういうのを見てもあまり話しかけないタイプだが、彼は積極的に話に行くタイプなので自然に会話に参加。

韓国からの方は特急で網走まで来て、バスで知床まで来たとか。明日にはここを出て韓国の方に戻るとかなんとか。

若い兄ちゃんの方は神奈川出身で21歳と言っていたと思う。神奈川からチャリで秋田まで行き、船で北海道に来て反時計回りでチャリを走らせて知床まで来たとか(ここは推測だが秋田→苫小牧のフェリーを利用したのだと思う)。日雇い労働でお金を稼ぎつつ旅行しているらしい。北海道はひたすら真っ直ぐ平坦な道が多いので走りやすくて1日で150kmくらい進める、みたいなことを言っていたが、私個人としては街と街の間が遠すぎて自転車で走らせるのは怖いなあと思ってしまう。

韓国からの方は先に寝ると言われお別れ。しばらく若い兄ちゃんと話していたが、彼も早く寝るそうでお別れした。友人たちは作業なりを始める感じだったので、私は温泉に向かうことにする。

温泉は浴槽が2分割されていて、温泉噴出口のある側(左)とない側(右)に分けられていた。左側は温度高すぎだったので流石に入れず、右側に浸かっていた。それでもかなり熱い。長野の渋大湯くらい熱いんじゃないかな?流石に誇張かもしれないけど。

ちなみに、備え付けのボディソープとかシャンプーの評判は肌が弱い友人にはとても悪かった。

温泉に入ってスッキリ。適当に準備をして就寝。

9/18(日)

おはようございます。今日の最終目的地はなんと札幌です。友人2が19日午前の新千歳から出る飛行機に振り替えたとのことで、それに合わせた行程になりました。そしてバイクの友人1とは途中通る帯広でお別れするということになりました。

今日も知床観光の続きということで、まずは知床峠展望台へ。

知床峠

知床峠からの景色 晴れていれば北方領土が見えるっぽい

展望台のところにちょうど羅臼町斜里町の町境がある

横断することを考えると羅臼町側に降りていくことになりますが、今回は都合上、斜里町側に引き返すルートをとりました。知床五湖へ。

高架木道と地上遊歩道で散策路を選べるのですが、前日にクマの目撃があったとかで、散策は高架木道限定になっていました。

クマの目撃情報

きれいな湖。

一湖

知床連山

知床に来てみて、海、湖、森、山、熊...と自然がなんでもあるな、という気持ちになった。

知床とはおさらばする。時刻は午前10時前。ここからは昨日来た道を戻り、しばらく釧網本線に沿うように南下していく。

11時過ぎ。道の駅パパスランドさっつるに立ち寄り、昼食。

道の駅 パパスランドさっつる

何故か道の駅内の食事処がテイクアウト営業のみになっていて困惑したが、店前のテーブルとか置いてある休憩スペースで食べて良いとのことだったので(だったらなんでテイクアウトのみにしてるんだろう?)、そこでスープカレーをいただく。

めちゃくちゃ美味しい。写真だと野菜たちの下に隠れて見えないが、鶏肉が柔らかいし、デカい。右の米の塊くらいのサイズある。

スープカレー

道道805号線を南下していたが、途中から国道391号線へ。川湯温泉を過ぎる。個人的にはいつか行きたい温泉地。ちなみに同じ名前の温泉が和歌山にもある。

川湯温泉入口の交差点すぎてすぐのあたりで左へ、道道52号線に入る。少しずつ霧が濃くなってくる。

なんとか摩周湖第3展望台に到着。

心の目では透き通った湖面が見えます

霧の摩周湖と言われるだけあってか何も見えませんでした...

弟子屈町街に降りていく。

道の駅摩周温泉で休憩。アイスを食べたり、足湯に浸かったりした。

道の駅 摩周温泉

ひろゆき「なんだろう、橋って名乗るのやめてもらってもいいですか?」

国道241号線、阿寒横断道路をひたすら西へ進む。道の駅から1時間ほど、途中、双岳台へ寄る。雄阿寒岳と奥に雌阿寒岳が見える...はず。

双岳台

3、40分ほど走り、阿寒湖アイヌコタンに到着。到着とともにバイク乗りの友人1がちょっと休憩させて、と15分仮眠。

アイヌの民芸品が売られていたり、時間があればアイヌ古式舞踊が見れたりするらしい。

阿寒湖アイヌコタン

気づいていなかったがここも釧路市だった。邪神ちゃんドロップキックX釧路編のポスターがあるなあ、と思っていたらここがモデルだった。

雨の中1時間半ほど走らせ、道の駅 かみしほろ へ。めっちゃきれい。北海道の道の駅満足度ランキング1位らしい。

道の駅 かみしほろ

お土産を買った。南下して行くにつれてだんだん大きな街に入っていくのを感じる。あたりもすっかり暗くなった頃、帯広市に入る。

雨も降っていたので、帯広に宿泊するバイク乗りの友人1には先にホテルにチェックインしてもらって、後で車に乗って夜ご飯を食べにいくことに。

帯広といえばやっぱり豚丼。友人2の知ってる先輩が帯広に就職した(え?)とのことで、その人おすすめの豚丼屋にいくことに。十勝豚丼いっぴん本店へ。帯広駅あたりが西2条なので、そこから見ればこのお店は西21条にあるのでだいぶ西にある。

日曜日夜だからかかなり混んでいて、1時間近く待った気がする。

特々豚丼(ご飯と豚大盛り)

豚が香ばしい。タレもうまい。他2人に比べ異常な速度で食べ終わった。ごちそうさまでした。

友人1を宿へ送り届け、お別れ。私と友人2はこれから札幌へ向かう。時刻は21時前。ガソリンを入れてラストスパート。

雨も降っているし真っ暗な道東自動車道をひたすら西へ進む。

千歳恵庭JCTで北へ進路をとり、道央自動車道へ。札幌市内へ入る。適当なICで降りて、すすきの方面へ。

すすきの付近に来る頃には0時を過ぎていたが、たくさん人が歩いており、札幌はやっぱりデカいなーという気持ちに。適当な立体駐車場に入り車を止める。

今日の宿はすすきのにとってあった。流石に1日中車を走らせていたので疲れた。僕はお風呂に入って就寝。友人2はコインランドリーに苦戦していた。ヤバそうなおばちゃんが全部占有してて使えねえとか言ってた。

寝る前にマイコンボードで取れたGPSデータを取り込んでプロットしてみる。かなりいい感じに取れていた。スマホだと記録開始ボタンを押し忘れてしまうとかあるけど、これならポートに挿しておけば勝手に記録とってくれるしこういうのもいいなあという気持ちになった。

北海道一周の記録

9/19(月)

おはようございます。友人2の飛行機の都合もあるので、札幌市内を観光することもなく新千歳空港方面へ出発。

レンタカーを返却。空港内へ向かう。

友人2の飛行機チェックインとかお土産探しについて行き、見送り...をしようと思っていたが搭乗時間ギリギリになっていたので、途中走っていく友人2を見失いそのままお別れとなった。

さて、ここからは私一人の単独行動となったが、この後の行動は、slackに来る連絡次第となる。

slackによれば、この日の17時に明日20日の東京での予定を延期するか決めるとのこと。一応大学の関係で理研に行くイベントなので、私的な都合で欠席は流石にダメかなと思い、何があってもそれには出席する気でいた。

この時点でいくつか選択肢が考えられた。

延期になった場合は、予定通り明日朝の飛行機に乗れば良い。予定通りでなくて遅れてもその場合なら大丈夫だろう。

予定通りの場合、明日の飛行機が17時ごろまでに飛ばないことが決定すれば、特急に飛び乗って函館あたりに宿泊し、20日朝一番に北海道・東北新幹線で南下するなどの方策も考えられた。17時ごろになっても飛行機が飛ぶかどうかがわからなければ...祈ることにした。

まあ、とりあえず昼食を食べようということで、新千歳空港ラーメン道場へ。この道場のラーメン屋を全制覇しようとしており、今回はおそらく6店舗目であろう、ラーメン空に入る。大満足。

焼きとうきびラーメン(空港限定らしい?)

雪ミクスカイタウンへ。何回も新千歳空港使ってるのに来たことなかった。

ミク

ロイズの展示見たりとか適当に見てまわり、歩いているうちに国際線ターミナル側にきた。静かで作業しやすそうだったので、ここで明日の東京で使うスライドを作成。作業するのに「新千歳空港入門」なんて本を買っておいて助かった、かもしれない。

国際線出発ロビー

あとはslackの連絡を待つのみ...

...

結局明日東京に行く必要はあるが、遅めの時間から開始するとのことらしい。飛行機の欠航情報もなさそうだし、ホームページ見ても飛ばす気っぽかったので、祈るフェーズへ移行。

多分トイレに置いたと思って、清掃員の人に聞いたけど、知らないとのこと。仕方ないので忘れ物センター的なところに電話する。

どうやらそれっぽいものが届いてるらしい。保管場所を聞いたがよくわからなかったので、警備員の人に持ってきていただくことになった(ありがとうございます)。

無事受け取ることができた。別れ際、よい旅を!みたいなことを言っていただいたりした。

あんまり取扱店ないのよね。

忘れたパーカー探すのにうろうろしていたのでなんだかんだ夜ご飯を食べるのにいい時間に。

お金使い過ぎな気もしたので適当に済ます。

欠航の文字が目立つ 明日の飛行機は飛ぶだろうか

空港内の温泉へ。

宿泊ルーム的なところは満席だったが、リラックスルーム的なところを仮眠に使えるとのことっぽかったので、そうさせていただく。基本料金1500+深夜料金1500で一晩過ごせる、しかも空港で、と考えるとかなり安いと思う。

大きい荷物は受付で預けることになるが、一度預けると退館まで取り出せないので注意。前もって必要な電子機器とかをサブバッグと一緒に出しておいた。

ちなみに館内着とかタオルとかは全部準備してもらえる。シャンプーとかは浴室内にある。

温泉に浸かり、サウナに入り水風呂に入り、...を何度も繰り返し完全に整う。

ルールは守ろうね

リラックスルームのイスに座る。座る、とは言ったが、調節すればほぼ横になるタイプだし、コンセントもある。アニメを見て寝落ち。

9/20(火)

6時半前に目覚める。せっかくだから朝風呂に入る。

スッキリ。軽い朝食(パンと飲み物)があるのでいただく。

退館。是非また利用させていただきたい。

祈りtimeに入る。展望デッキとか行ってみるかと思ったが、閉鎖中だった。こんななのに飛ぶのか...?

天候調査中

食べるタイミングないので知床で買った和風豚焼きうどんを食べる。

リュック内の圧でちょっとグシャっている

出発20分前くらいになったが...!

無事飛ぶということに

いざ、羽田空港へ向けて出発!

(東京編に続く?)

諏訪湖一周サイクリング/飯田線・中央東線で東を目指す

8月に東京を訪れていたのですが、やり残したことを思い出したのでもう一度東京に行くことに。9月下旬にも東京に行くには行くのですが、用事だけでやりたいことをできないかもしれないと思ったのと、18切符を消費するのにはちょうどいい距離だというのもあり実行することに。とはいえ、8月に東京→京都を東海道線使って行っていたので別のルートがいいな。と考えると、まだ飯田線中央東線は乗っていなかったので、その2路線に乗りつつ適当に観光できるとよさそう、ということに。

前から諏訪湖あたりに行く計画を立てては消えを繰り返していたので、今回満を持して諏訪に立ち寄ることに決定。

(これは8月の在来線帰宅時に食べたさわやか)

9/8(木)

4時寝12時起きに慣れてしまった体にムチを打って6時に起床。寝不足で頭が痛い。

クロスバイクにレインカバーをかけ、やばいバスに間に合わない!とバックパックを背負って家を後にする。

バス停に着くとまだバスは来ていなかった。まあ大体遅れてるか、と思いつつスマホで家の鍵を閉める。カギのこと考える時間ないほど一刻を争うとき、カギ閉めたか心配になっても確認できるのでIoT化便利やな〜などと最近思っています。

18切符4回目に押印してもらう。いつものノリで3番線に向かったがこの時間は新快速は0番線発着らしい。知らなかった。通勤客と共に米原方面へ。米原までずっと立ちっぱなしだった。

米原で乗り換える。時刻表を見ると、この時間帯は米原から1本で豊橋には行けないようで、大垣で乗り換えることになった。ダッシュしている客もいたが席を確保することができた。

豊橋到着前に静岡地区が雨の影響で止まってるとか遅れてるとかアナウンスしてるなーと聞いてたら駅に入線する前にしばらく止まってしまった。

結局豊橋へは3分くらい遅れて到着。飯田線の電車が発車する時間を過ぎていたので大丈夫かな、とか思ったけどその辺はちゃんと考えてあって、無事飯田線の電車に乗り込むことができた。(せっかくならここで写真撮っておきたかったけど、乗れないと元も子もないので)

こうして飯田線耐久約7時間の旅が始まった。2両編成のロングクロスシート混合。トイレはあるのでその辺の心配は不要。

豊川までは高校時代に豊川稲荷へ行くのに使った記憶がある。その時は高校が早帰りで、友人誘って(この時も)18切符の消化をしに来ていた気がする。

豊川を過ぎると途中で南米系かと思われる外国人がたくさん乗ってきた。日本語の勉強をしながらワイワイ話している。

車掌さんが切符の確認に来た。18切符を提示するとどこまで行くか聞かれた。半分寝ていたので目的地がすぐ口から出てこなかったので、(この電車の終点の)岡谷まで、と答えたが実際は上諏訪。まあそんなに重要じゃないので大丈夫だろう。

他の客にも切符の確認をしていたが、どうやら岡谷まで乗る人は何人かいるようだった。

南米系の外国人たちは切符の確認が終わった時に着いた駅でちょうど降りて行った。

↑交換待ちの駅で適当に撮影

だんだん山の方に入ってくる。天竜川に並走して登ってゆく。今日は曇天で、上流では雨が降っていたのか、川の色は濁っていて、流れに勢いがあるように見えた。景色見ながらなんとなく高山線から見える飛騨川っぽいなーと思ったけどなんとなく若干違う気はした。天竜川の方がコンパクト?

佐久間駅直前には中部電力パワーグリッドの施設が近くに見える。デカい。佐久間ダムのための施設なのだろう。社宅もたくさん見えた。

ずっと川沿いに走っていたが、佐久間駅から大嵐駅(おおぞれえき、と読む)までは佐久間ダムを避けるように不自然に一旦東側を通ってまた戻る。昔はちゃんと川沿いを走っていたがダムを作る時に線路が沈むことになったので移設されたらしい。

水窪駅(みさくぼえき、と読む)で郵便配達の人が乗ってきた。秘境に配達物を運ぶのに電車を使うのを見たことがあるな、などと思った。配達員は次の駅の大嵐駅で降りて行った。

ここから大嵐、小和田、中井侍あたりは秘境駅として有名らしい。確かに周りは何もない。中井侍駅あたりめっちゃ霧っぽいの出てた気がするけど。

ずっと同じような景色で本でも読むか、と思って読んでいたら眠くなってきて記憶が飛んだが、天竜峡駅で急にそこそこのサイズの街が出現したように見えた。山を越えてちょうど伊那盆地の南に来たということらしい。ここからは伊那谷だなあという景色が続く。読書しつつ時々景色を眺める。

旅のお供 滞独日記が良い

車両の前の方がなんか騒がしいなあと思っていたらヒルに噛まれたことに気づいておらず血だらけになってるとかいう話が聞こえてきた。この話聞いてたら足がなんか痒くなってきた。

google mapを見ていると、下山村駅から伊那上郷駅まではオメガカーブになっていることが確認できる。噂によれば下山ダッシュなるエクストリームスポーツが開催されている。wikipediaにも記載がある( 下山村駅 - Wikipedia )。

元善光寺駅に到着。前のボックス席に座っているカップルが善光寺と何か関係あるのかな〜みたいなことを言っていた。ここが元で長野市善光寺に持って行かれたみたいなことだった気がするな、と思いつつ本を読み進める。

駒ヶ根あたりまでくると帰りかと思われる学生が乗ってきたりするようになった。もうそんな時間かあ。

伊那市あたりは車校行ってた時にこの辺走ったなあなどと思いを馳せていた。

伊那松島あたりで本を読み終わった。飯田線走破まではあと少し。

辰野駅に到着。ここで飯田線は終わり、中央線の支線に入る。ついでにここからJR東日本に入る。

ぼーっとしていると終点の岡谷駅に到着。耐久お疲れ様でした。

今日の宿泊地に向かうため、続いて中央線に乗り換えて上諏訪駅で下車。

18時も過ぎていたので夜ごはんを食べる。諏訪名物らしいみそ天丼を食す。おいしい。

信州諏訪みそ天丼 おそばもセットで

諏訪湖畔を散歩しつつ本日の宿泊地へ向かう。

ちなみに今回の食事処と宿泊地はtwitterのフォロワーにおすすめされたものです。情報提供ありがとう!

なんだかんだ疲れたので荷物を置いて30分程度仮眠を取った。温泉に入ろう。

旅館の温泉はかなり加水されているようでぬるめに感じた。お肌がツルツルになった気がした。整いました。

涼むために外出し、再び諏訪湖畔をラジオを聴きながら散歩。ラジオでからあげクンの話をしていたので、帰りにファミマに寄ってからあげクンを買って帰った。

夜の諏訪湖

諸々準備をすませ就寝。おやすみなさい。

9/9(金)

おはようございます。予定より長い時間寝てしまった。

10時前に旅館をチェックアウト。

上諏訪駅から岡谷駅に戻る。岡谷駅前の観光案内所で電動クロスバイクをレンタルする。1日1500円。わざわざ岡谷まで戻ったのは岡谷で借りた方が値段が安いからです。そこで荷物も預かってもらえてよかった。コインロッカー代が浮きました。

というわけで諏訪湖一周、通称スワイチ(但し、たくさん寄り道をする)がスタート。

湖の方まで向かうが、岡谷市域のサイクリングロードは工事中のようで少し走りづらい。1/6くらい走って諏訪湖から離れ、諏訪神社下社に向かう。

まずは下社春宮へ。静かでいいですね。

諏訪神社下社春宮 鳥居

諏訪神社下社春宮 境内

近くにある万治の石仏の方にも行ってみる。なんとなくモアイ像っぽくない?

万治の石仏

近くにある慈雲寺にも立ち寄ってみた。武田信玄とつながりがあるらしい。参拝客は誰一人いなかったが、苔、枯山水、池泉と庭園がものすごく良い。

参道の苔

石庭(帰錫庭)

池泉 武田信玄が作ったとかなんとか?

坂を40km/hで下るとあっという間に下社秋宮に到着。春宮に比べると人が多かった。

諏訪神社下社秋宮 鳥居

諏訪神社下社秋宮 境内

長野の寺社仏閣って柱に神を宿らせてる系多く?気のせい?(善光寺回向柱など)

湖方面に戻る。途中で下諏訪駅の観光案内所に寄ってマンホールカードを回収しようとするが係員さんが不在だったので先にご飯を食べて戻ってくることにした。

経費節約(?)も兼ねてマクドナルドで昼食をとる。ちょうど月見バーガーの時期になったのですきやき月見を注文。当然おいしい。

店を出て再び下諏訪駅へ。観光案内所でマンホールカードを回収。

諏訪湖のサイクリングロードに復帰。風が気持ちいい。少しずつ上諏訪が近づいてきて泊まっていた旅館のあたりまでくると、いきなり雨が降ってきた。一時退避がしたいと走らせているとちょうど諏訪湖間欠泉センターがあったので、そこで雨宿りをする。以前は間欠泉が噴出するのをみれたようだが今は自然に弱く噴出しているのがみられるだけになっている。

建物の中には諏訪湖周辺でロケのあったドラマや映画についての展示、オルゴールの展示がある。3階には展望室もある。

諏訪湖間欠泉センター(これは旅館チェックアウト直後に撮影)

雨上がりのチャリ

建物内を一通り見て回ると雨は弱まっていたのでチャリに乗って湖畔を走る。サイクリングロードと上諏訪駅に続く道との交差点で左折、上諏訪駅方面へ。

諏訪湖が一望できる立石公園に向かう。急な坂道を登っていくことになるので電動アシストパワーを全開にし、アシストの力を実感した。近道かなと思って細い路地に入って迷うなどしていたがなんとか公園に到着。

映画『君の名は。』の聖地とも言われていたりする。夜景を見に来てみたいですね。

諏訪湖

下山。グングンスピードを上げ景色も風も最高〜とやっていたら50km/h近くなってしまっていたがよくないですね。スピードの出し過ぎには気をつけよう。

あっという間に市街地に戻ってきた。上諏訪駅の観光案内所でマンホールカードを回収し、サイクリングロードに復帰。ここからはひたすら諏訪湖の南側を通ってチャリを返却するだけ。

再び岡谷市に入ると湖側の歩道/自転車道が工事中で通行不可になっていたので車道挟んで反対側を走ることに。

16:30ごろ、諏訪湖一周達成。釜口水門を渡る。ここが飯田線の車窓からずっと見えていた天竜川の始まり。

釜口水門(スタート直後に撮影)

ということで自転車を返却。所要時間はだいたい6時間程度でした。

いちばん左から始めて時計回り

電車に乗って再び上諏訪へ...と思ったら18きっぷがない。多分ポケットにずっと入ってたので自転車漕いでる時に無くしたのだろう。観光案内所のおばちゃんにも心配されたりした。

開き直って切符を購入。

本当は東京都区内を発つ切符を発券するつもりだったので、差額は大体1200円くらいでまだ耐えていると思う。

再び岡谷駅から上諏訪駅に向かう。片倉館の千人風呂へ。再び温泉。ここはテルマエロマエのロケ地だったりする。洋風で良い。

温泉から出てビン牛乳もいいな〜と思ったけどなんとなくセブンティーンアイスを食べた。

ついに諏訪湖を後にする。

上諏訪駅から中央線に乗ってひたすら東京駅を目指す。途中甲府駅で下車。

わざわざここで降りたのはほうとうを食べたかったため。かぼちゃほうとうなるものをいただいた。それなりに量がある。

かぼちゃほうとう

甲府周辺もそのうち観光したい。

再び東京方面を目指す。

高尾駅で乗り換え。既に東京都に突入している。このタイプの電車を見ると東京に来たなあと感じる。

東京駅に到着。こうして中央東線制覇。(正確なことを言うと岡谷より西側のみどり湖駅とかまだ通ったことないけどね。)

この日は宿をとっていなかったので一旦引き返して代々木駅前のネットカフェで宿泊した。首都圏にしては安かったし快適だったのでまた利用するかも。

旅行記東京編はまとめていつか記事にしようかな。また10日後に用事あるし。

ポケットモンスターと擬似乱数

もうすぐ去年のセキュキャンから1年ですねー

ということでこのリレーブログ企画も一区切りするようで、おそらく僕の記事はこれで最後になるかと思います。

前回の僕の記事はこれ、前回の方の記事はこちらです。

amame.hateblo.jp

今回のテーマは擬似乱数です。ということで、ポケモンのゲームに使われている擬似乱数アルゴリズムをいくつか紹介してみようと思います。

アルゴリズムの紹介が本記事の目的なので、ポケモンの乱数調整に興味がある方向けの記事にはなっていません。また、セキュリティっぽい話ではないけど、暗号用途に適していない擬似乱数を使うと予想できちゃうということが分かりやすいかなと思ったという意図があります。

擬似乱数とは

今得られている数字の列から、次の数字が予測できないような数字の列のことを乱数列といい、乱数列の各要素のことを乱数といいます。

擬似乱数とは、乱数列のように見えるが、実際には確定的な計算によって求められている数列(=擬似乱数列)の各要素のことです。

擬似乱数は、例えば確率的現象のシミュレーションや、暗号を生成するために使われます。暗号用途に擬似乱数を用いる場合は、暗号学的に安全であるものを用いる必要があります(今回紹介するアルゴリズムはいずれも暗号用途に用いてはいけません)。

ポケモンにおける擬似乱数

上で述べたように、擬似乱数は確定的な計算に従っているので、入力初期値(seed値)がわかれば擬似乱数列自体を特定することが可能になります。

これを利用したのがポケモンの乱数調整です。例えば、伝説のポケモンで色違いで高個体値なものが出るような内部パラメータXがわかれば、それは疑似乱数生成器によって生成されているので、その値が出るような初期seed値を狙って出せさえすれば、初期seed値から乱数の生成(擬似乱数の計算式で次の値を求めること、ポケモンの乱数調整の文脈では「乱数を消費する」などといわれる)を繰り返して、狙ったパラメータXを得ることができます。

私はDS世代の乱数調整経験者なので、DSの場合について少し説明すると、初期seedはDS本体のMACアドレス、DS本体の時刻を基準としたソフトの起動時間などで決まり、1/30秒単位の操作が必要とされるものでした。

今回は線形合同法、TinyMT、xoroshiro128+を紹介してみようと思います。

線形合同法

線形合同法は、漸化式 $$ \begin{align} x_{n+1}=Ax_n+B\mod M \end{align} $$ に従って疑似乱数 $x_n$ を生成する方法です(ただし $ A,B,M $ は定数)。

ポケットモンスターシリーズの第3〜5世代(RSE、DPTHGSS、BW)で使われているアルゴリズム*1で、$ A,B,M $の値として $ A=1103515245,B=24691,M=2^{32} $、16進数で書けばA=0x41c64e6d, B=0x6073, M=0x100000000が使われています。

線形合同法の弱点として、$ M $が偶数の場合、この規則で生成される乱数列は偶数と奇数が交互にくるものが生成されてしまうというものがあります。ポケモンでは $ M $ が偶数になってしまっているので、0埋め右シフト>>>を使ってx_n >>> 16、つまり、16進数表記で $ x_n $ は8桁で表現(上位桁がなくても0があるとみなす)されますが、そのうちの上位4桁を擬似乱数として使っているようです。

TinyMT

ポケットモンスターXY(第6世代)において、また、ポケットモンスターサン・ムーン(第7世代)では、孵化(タマゴ)に関係するところにこのアルゴリズムが使われているようです。取扱説明書のライセンスの記述で発覚したとかなんとか。サン・ムーンはそれ以外のところにはMTの改良版であるSFMT(SIMD oriented Fast Mersenne Twister)というものが使われているようです。(MTはMersenne Twisterの略です)

ポケットモンスター サン 取扱説明書

使われている更新式はここから見ることができます。引用します。

内部状態にはstatus[4]として4つの数字の組、そしてmatmat2tmatというパラメータが使われているようです。

struct TINYMT32_T {
    uint32_t status[4];
    uint32_t mat1;
    uint32_t mat2;
    uint32_t tmat;
};
inline static void tinymt32_next_state(tinymt32_t * random) {
    uint32_t x;
    uint32_t y;

    y = random->status[3];
    x = (random->status[0] & TINYMT32_MASK)
        ^ random->status[1]
        ^ random->status[2];
    x ^= (x << TINYMT32_SH0);
    y ^= (y >> TINYMT32_SH0) ^ x;
    random->status[0] = random->status[1];
    random->status[1] = random->status[2];
    random->status[2] = x ^ (y << TINYMT32_SH1);
    random->status[3] = y;
    int32_t const a = -((int32_t)(y & 1)) & (int32_t)random->mat1;
    int32_t const b = -((int32_t)(y & 1)) & (int32_t)random->mat2;
    random->status[1] ^= (uint32_t)a;
    random->status[2] ^= (uint32_t)b;
}

github.com

ポケモンではリポジトリ内のsample.cで設定されているのと同じ値にmatmat2tmatは設定されているようです。具体的にはmat1 = 0x8f7011eemat2 = 0xfc78ff1ftmat = 0x3793fdffです。

ちなみに、この更新式は頑張ると $ s_{n+1}=s_n A $ みたいな連立方程式の形で表現できるらしいです。

xoroshiro128+

xoroshiroというのは、「xor」「rotate」「shift」「rotate」を略したもので、xorshiftという擬似乱数生成法の改良版にあたるようです。

ポケットモンスターソード・シールド(第8世代)のレイドバトルではこのアルゴリズムが利用されているらしいです。

xoroshiro128plus.cをみると、内部状態を $ (s_n^0, s_n^1) $ のペアで持ち、更新式は

$$ \begin{align} s_{n+1}^0 &= R_l (s_n^0,24) \oplus (s_n^0 \oplus s_n^1) \oplus ((s_n^0 \oplus s_n^1) \ll 16) \\ s_{n+1}^0 &= R_l (s_n^0 \oplus s_n^1,37) \end{align} $$

ただし $ R_l (s,x) $ は64bit整数 $ s $ を $ x $ bitだけ左シフトして、あふれた桁を右側に付け足すようなものになっています。(イメージとしては、「12345」を2つ左シフトすると「34500」になり、あふれた「12」を右に付け足して、結果として「34512」を得る、みたいなことを2進数でやっている関数です。)

最後に、これで得られた $ (s_n^0, s_n^1) $ を用いて、 $ s_n^0 + s_n^1 $ で疑似乱数を得るようなアルゴリズムとなっています。


次の記事はこちらです

qwerty11.hatenablog.com

*1:第5世代ではメルセンヌツイスターも併用しているとかなんとか

善光寺の御開帳を見に行った

7年に1度ということで、長野の善光寺に御開帳を見に行きました。メインはこれでしたが、途中で気になるスポット(松本、糸魚川など)も回収しつつ、北陸の第3セクター区間もそんなに乗る機会もないかな〜ということでルートを策定。本当に旅行するかどうかは前日まで迷っていましたが、まあやっちゃえ、と思ってやることにしました。

6/28(火)

京都から長野方面行くのけっこう時間がかかって何使おうか迷ったのですが(高速バスという選択肢もありえた)、途中でどこ降りるか迷ってたというのもあって鉄路を選択。遠いので鈍行だと時間がかかって疲れるということで特急に課金。新幹線で京都から名古屋へ向かい、そこで乗り換え特急で松本へ向かう。

松本駅に到着。クッソ暑い。

ちょうどお昼だったので信州そばでも食べるかということで、駅前の立ち食いそば屋さんで昼食をすませる。松本は山賊焼きが有名らしいので、山賊焼きセットを頼んでみた。

そば

松本といえばここだろ、ということで、松本城にきた。黒くてかっこいい。

松本城

少し前に松本城のお堀のコイがめっちゃ群がってる画像でバズってた記憶があったので、コイいるかな〜と探したのだが、1匹くらいしか見つけられなかった。みんな暑さでやられちゃってるんですかね。

他の人には松本城以外の松本市内の観光地思いつきますかみたいな質問してたみたいで面白かった。そういう質問を僕にもしてほしかった。

駅とお城の間に四柱神社という願い事結び系の神社があったので院試合格などをお願いしておく。

四柱神社

縄手通りなどを歩き、松本市美術館へ。松本は草間彌生の出身地みたい。

松本市美術館

大いなる巨大な南瓜

途中で深志神社とかいうのがあったので立ち寄りつつ、松本駅に戻ってきた。駅前の温度計は38度を指していた。暑い。

駅中のnewdaysで水を購入。おいしい。

恒例のスタバスタンプ埋め。長野に行く途中に通過する姨捨あたりで日没時間を迎えたかったので少し時間調整 兼 事務作業。

8つ目

いい感じの時間になってきたので、夜ご飯を食べる。量めっちゃ多くてハーフも選べたのだが、持ち帰りができるみたいなこと書いてあったのでそうすることにした。キャベツもおかわりし放題。本当はおかわりしたかったけど、時間の都合上断念。

山賊焼き

普通列車に乗って長野方面へ。姨捨駅で下車。次の電車まで50分くらいある。

日没前の姨捨

ちょっと歩くと公園があるので、そこでぼーっとしていた。

日没後の姨捨

日本三大車窓と言われているだけあって綺麗ですね。ここ以外だと狩勝峠は制覇しているのであと残るのは九州ですかね。

普通列車に乗って長野駅へ。駅も御開帳モードになっていた。

長野駅

駅近くのドミトリーに宿泊。1泊2500円で安く、そこそこ綺麗だったので良かったように思う。リンクを載せておこう。

nagano.mashcafe-bed.com

ネットの速度が異常に速かったのでパソコンで作業する人にはかなりおすすめかもしれない。

6/29(水)

朝6時台に起床。善光寺へ向かう。この日が御開帳最終日になっていた。

7時半くらいに到着したが、既に御朱印のところは1時間以上待ちになっていた。他はそこまで混んでいないとはいえ、この時間にしてはかなり人がいるように感じる。

回向柱

7年に1度しか見れない前立本尊を見て、御印文頂戴とか、お戒壇巡りとか、やれることは全部やった。朝早かっただけあってか、待ち時間はほぼなかった。(ちなみに本堂内は撮影禁止です)

captionはよく読もうね

善光寺を後にして、権堂駅方面へ。

商店街を歩いていたらめっちゃ味のある映画館を見つけていいですねになっていた。

映画館

かつて成田エクスプレスとして使われていた車両に乗って小布施へ向かう。小布施駅到着前には「栗と北斎のまち、小布施です」というアナウンスが流れていた。

北斎館へ。葛飾北斎の絵をいっぱい見ることができる。入館料が1000円でちょっと高いが、葛飾北斎は多くの人は知ってるので大抵の人は楽しめそうに思う。

実際に刷ってあるのはじめてみた

竹風堂の小布施本店へ。旬の時期ではないが、栗が食べたかったので。山家定食を注文。当然美味しい。栗おこわもよかったが、ニジマスの甘露煮も味噌汁もよい。りんごジュースがサービスで出てきた。

山家定食

途中のスーパーで飲み物を買いつつ、岩松院へ。葛飾北斎が描いた絵の中で最大規模の作品である八方睨み鳳凰図が描かれている(撮影禁止)。また、小林一茶が『やせ蛙まけるな一茶これにあり』の句を詠んだ蛙合戦の池があったり、福島正則の墓があったりする。

お寺のガイドさんが20分に1回説明してくれる。ガイドの時間外でもいろいろ教えてくれたりして面白かった。

蛙合戦の池

小布施駅付近に戻る。モンブラン朱雀をいただく。ウマイ

モンブラン朱雀

思ったより早く回れてしまったので、少し足を伸ばして湯田中へ。バスに乗り換えて渋温泉へ。いくつかのサイトには16時までと書いてあって、この場合は時間的に無理だったが、公式をみると17時までとのことだったので、公式を信じた。

渋温泉には共同浴場が9つあるが、その中で渋大湯だけ日帰り入浴可能。観光案内所で入浴券を購入し、近くの旅館の人に大湯の鍵を開けてもらう。

入浴券 ポストカードになっている

お湯が熱いという話を聞いていたが、確かに熱い。脱衣所の床もかなり熱い。お兄さんに話しかけられる。

渋大湯

浴場の建物から出ると、外の方が涼しかった。明らかに熱中症になりかけていたので金具屋旅館前にあった自販機でポカリを購入。一瞬で1本がなくなった。日陰で休憩。

ところで、金具屋旅館というのは千と千尋の神隠しの湯宿のモチーフになったとも噂されている旅館で文化財指定もされているらしい。

金具屋旅館

ちょっと温泉街を散歩し、そろそろ帰るか〜と戻るバスを調べたら1時間半待ちみたいな感じだったので、仕方なく湯田中駅まで徒歩で向かう。

のどかですね

湯田中駅に戻ったが、電車の時間を間違えており1時間待ちみたいな感じになってしまう。駅前温泉があるのでそこで時間を潰す。中でさっき渋大湯で会ったお兄さんに再会して少し話す。

温泉むすめのパネルを見つける。

いい時間になったので駅へ戻り、電車に乗って長野駅へ。信州中野駅で乗り換える。

長野駅到着。あっさりしたものが食べたかったので再びざるそばをいただく。

信州そば

普通列車でひたすら北上する。

上越妙高駅で降りる。今日はここで泊まることにする。

マンガ読んでたら寝れなくなった

6/30(木)

おはようございます。

上越妙高駅から糸魚川駅まで新幹線を利用。

フォッサマグナミュージアムへ。

自分は正直あまり岩石とかには興味がないが、プレートとか大陸とかの動きには興味があるタイプの人間。地理を勉強してるだけでは出てこないような地学的な話を見ることができて面白かった。糸魚川近辺で取れるヒスイが日本の歴史に重要なものになっているみたいですね。

地震計とか置いてあって計測器オタクはニチャつき顔になっていた。

宝石の国の伏線回収か?

ちょっと時間があったので長者ヶ原考古館にも立ち寄ってみたがあまり興味をそそられる内容ではなかった。歴史に対する興味が浅い。

遺跡にも行ってみたが虫が多くて単純に嫌な気持ちになって戻ってきた。

お昼時になったのでご飯屋さんを探す。B級グルメとしてブラック焼きそばというものがあるらしいのでそれを食べる。

糸魚川ブラック焼きそば

ランチサービスでコーヒーがいただけた。中華料理店なので、次来る時は是非麻婆豆腐を食べたい。

お店の向かいあたりに相馬御風の宅みたいなのがあったが時間の関係で断念。早稲田大学の校歌作った人らしい。

海が見れる展望台があったので登ってみた。西の方を見ているが、東の方にはヒスイ海岸なるものがあるらしい。

展望台から南の方を見ると、フォッサマグナの凹みを感じることができた。

フォッサマグナ

マンホールカードを回収。キターレ内には糸魚川大火についての展示がしてあるが、机やイスがある多目的スペースみたいになっており、JKが勉強していた。キターレ付近は2016年に大火があって焼けてしまったエリアになるらしい。現代になっても大火といった概念が発生しうるというのは驚きである。それもあって雁木がやけに新しかった。

糸魚川駅に戻り、駅の中にあるジオパルへ。糸魚川ジオパークの説明とか、トワイライトエクスプレスの再現車両とか、デカい鉄道模型があったりした。

糸魚川を後にし、ひたすら京都方面へ向かうことにする。途中何処かに立ち寄る時間はあったが、乗り換えを何回もするのが面倒だし、途中で立つのは嫌だな〜と思ったのでそのまま帰ることに。きっとまた来るでしょう。

ここでわざわざ上越妙高から糸魚川まで新幹線を使ったことの伏線回収。北陸新幹線を、新幹線eチケットを利用して東京〜上越妙高から乗車し、糸魚川〜金沢間に到着するという条件を満たせば北陸周遊乗車券というものを購入することが可能となる。これだけで北陸の第3セクター区間を抜けることができ、近江塩津や長浜まで行けてしまうので超お得。

北陸周遊乗車券

ひたすら西へ。

富山駅からめっちゃ人が乗ってきた。途中で通る高岡はいつか観光したいと思っている。

金沢に到着。

北陸に行ったらいつも買っているますのすしの駅弁を購入。

進行方向左手に北陸新幹線の高架を見つつ、敦賀に到着。湖西線経由の京都行きに乗り換える。

到着

おつかれさまでした。ギリギリ学食に間に合った。

行程表

6/28(火)

6/29(水)

6/30(木)

京都大学大学院情報学研究科先端数理科学専攻の推薦入試に合格しました

タイトルの通りですが、京都大学大学院情報学研究科先端数理科学専攻の修士課程推薦選抜を受験し、合格しました。

受験理由

友達に成績良いんやから受けたらいいんちゃう?と言われ、特にデメリットはない(後述)ので受けてみようかな、と思って受験することにしました。推薦入試を受けるなんて機会そうそうないですからね。

ちなみに、京大院の情報学研究科で推薦入試制度が設けられているのは、知能情報学専攻と先端数理科学専攻だけです。知能情報の方は博士課程進学が前提らしいと聞いたことがありますが、先端数理はその限りではないです。

デメリットがないというのは、推薦を受けて落ちてしまったとしても一般入試を追加料金なしで受けられるというもので、単純に受験機会が増えて嬉しい気持ちになります。それに、合格発表も7/1と早いので、受かればその後は院試に縛られることなく好きにできます。遊んでもいいし、勉強してもいいですね。

ちなみに、成績(GPA)は全体では3後半、専門科目だけで見れば4くらいで、推薦で合格している先輩を見る感じだとそこまで良くはないのかなあとは思います。

院試まで

京大工学部情報学科の数理工学コースでは、4月中下旬ごろに研究室配属がされます。僕は(希望通り)先端数理科学専攻の研究室に配属されました。先生方が推薦受けたいならGW明けくらいには教えてねと仰っていたので、GW明けくらいに先生にお伝えしました。

受ける前にどういう研究がしたいかちゃんと考えて指導教員を決めないといけないので、先生方に時間をとってもらって、こういう研究がありますみたいなのを1対1で1時間程度お話を聞けたのはかなりためになりました。

推薦入試では、願書を出すにあたって指導教員からの推薦書が必要なので、推薦書の参考になりそうなこと(志望動機とか、これまで勉強したこととか、勉強に限らない活動とか)をお伝えして書いていただきました。

推薦書には成績表のA以上の数を書く欄があって、これを数えているときに、うわっ自分のA以上の割合少なすぎ...?になっていました。

ちなみに、成績表を先生に見せた時もA以上の科目も多いけど、Cとかも多いねえ、と不穏なことを言われていました。

志望理由書も先生に添削をお願いしました。よく書けていたらしいです。

5月末に願書を出しました。

理研の方でお世話になっている先生の漢字を間違えていました。ごめんなさい。出願後に気づいたのでアになりました。

6月中頃に受験票がきました。本番を待ちます。

口頭試問

推薦選抜でみられる内容は提出した書類と口頭試問だけです。

指定日時に控室に出頭してその時を待ちます。

口頭試問の内容とか雰囲気は人によって違うらしいのですが、僕の場合を書きます(書きすぎるのは本当はあまり良くないのかもしれないですが)。

控え室に先生が呼びに来て、会場の教室に案内されます。会場に入ると、黒板の前の教壇にパイプ椅子が2つ用意されていて、椅子に荷物を置いて、座ってくださいと言われました。いつもの講義と立場が完全に逆で、教壇には僕1人、席には教授たちが30人くらい?座っていらして、全員が僕の方を見ています。人生史上最高レベルの緊張で脳が止まります。

はじめに形式的な質問(受験番号は?とか)がいくつかありました。

次に基礎科目についての口頭試問を始めますということで、

「単振り子のふるまいについて説明してください」

と言われ、黒板に書いて説明することになりました。

これくらい推薦を受けるような人間なら誰でも答えられると思いますが、緊張で脳が止まっているので運動方程式を立て間違えてなんかおかしいなとかなります。

周期とかこうなりますってなんとか説明し終えたら、

「張力はどうなりますか」

って聞かれてそっちのこと考えるの忘れてたなとなり、答えます。

「張力をTとすると...」

「周期でTを使っているので、張力の文字を変えた方がいいですよ」

「あ、はい...どうしようかな...じゃあSにします」

脳が止まっているので、質点に乗った観測者から見たところの遠心力を考慮し忘れて、普通に間違えます。

「本当にそれであっていますか?」

脳が完全に停止しました。

「どういう仮定を置いていますか?」

あっち側から落胆した雰囲気を感じつつ永遠の時間が過ぎます。黙ったら終わると思って、実際には何も考えていないのですが、あー、とか、えー、とか言っていました。

「質問を変えます。極座標での運動方程式は書けますか?」

助け舟が出ました。

なんとか一通り説明を終えることができました。これで終わりかと思ったのですが、別の先生から

「君は変位が十分小さいからって言って近似を使ったけど、何に比べて十分小さいんですか?」

「何に比べて十分小さいか、考えたことはありますか?」

脳が停止しているのにこんなことを聞かないで欲しい。咄嗟に説得力のある例えを言うことはできませんでした。

「考えたことがないわけではないですが...」

固まっていたら次の質問がきました。

「では、近似なしの場合はどうなるか知っていますか」

「楕円積分が出てきます」

「どういう過程でそれが現れるかは覚えていますか?運動方程式積分する前ですか?後ですか?」

「...覚えていません」

これ答えられないの最悪だな(ちょっと考えればエネルギー積分してあーだこーだすれば良いことがわかる)と思っていると

「これで基礎科目についての質問を終わります、椅子に座ってください」

戻って椅子に座ります。

以降は志望理由書に書かれていることを聞かれました。いま宇宙放射線関連の論文を書いているので、それに関連することが多かったように思います。修士終了後の進路として就職のつもりだが未定みたいなことを書いていたので、もし博士課程に進むとしたらどういう場合にそうするか?みたいなことを聞かれ、

「研究が楽しかったら博士課程に進むと思います」

とか言ってしまっていました。もうちょっとそれっぽい回答できただろ。

「以上で口頭試問を終了します。退室してください」

「ありがとうございました」

なんとか口頭試問が終わりました。僕から見て左奥にいた教授が僕の回答に対していつも頷いてくれていたのが心の支えになっていました。

上の通り、受け答えが全体的に最悪で本当に落ちたなと思っていました。

冷静に考えれば答えられることを答えられなかったのは精神的にもかなり辛かったです。なので受験後は旅に出ていました

口頭試問はこの通りメチャクチャだったのですが、合格していました。きっと志望理由書に書いたこととか成績とかを評価していただけたのだと思います。

ちなみに、今年は推薦入試受験者(3人)は全員合格していました。弊研は僕含めて2人合格でした。一般の枠めっちゃ少なくなっちゃってるけど大丈夫ですか?

(追記)一般入試でこの研究室の内部生みんな落ちたみたいで僕は悲しいです...

さいごに

院試に受かったのはよいのですが、来年から仕送りがなくなるので、学費を稼ぐために仕事を探さないといけません。大変ですね(他人事)

情報処理安全確保支援士試験に合格しました

タイトルの通りですが、情報処理安全確保支援士試験に合格しました。

情報処理安全確保支援士試験とは

長ったらしい名前の試験ですが、セキュリティスペシャリストとか、セキスペとか言われている試験です。国内で受けれるセキュリティ系の試験の中だと最難関らしい。

詳しい話はここを読んでもらう方がいいかも

www.sc-siken.com

登録セキスペとかいうのになればそれを士業にして独立してセキュリティコンサルタントとかできるらしい。登録料高いしならんけど。セキュリティキャンプフォーラム行った時にIPAの人に会う機会があったけど登録料高いから例えば学生さん向けに学割みたいな制度作ればいいのにって言ってた。

受験動機

セキュリティキャンプに参加したとはいえ、セキュリティのことなんもわからんな〜となったから。

実際これきっかけでセキュリティに関することは色々と知ることができた。個人的にはAPの時より学習効果を感じた。

したこと

3月上旬 中旬

勉強らしい勉強はあんまりしてない。とりあえず本を読んでた。あんまり頭には入ってない気がする。

マスタリングTCP/IP 情報セキュリティ編 | Ohmsha←最近第2版でたね

www.sbcr.jp

3月下旬

とりあえず本格的な対策本を買った。

www.seshop.com

とりあえず全部読む気でいたけど1/3くらい読んだところで4月が見えてきて、どう考えても時間足りんなとなったので辞書的な使い方をすることになった。

3/28〜4/2

いわゆる緑本を買った。APの時もかなり良い参考書だったので。3/30くらいからやり始めた。

2022 情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策 | IT資格試験の取得、IT人材育成は株式会社アイテック(iTEC)

午前Ⅱ対策もこれくらいに始めた気がする。午前Ⅱは過去問と同じ問題が半分出るので、過去問さえやっておけばOKと判断して過去問道場を隙間時間にやってた。

4/3〜4/9

緑本をとにかく進める。問題を解いてると本読んでるだけだとふ〜んってなってたことが、だんだんわかってくる。

なんとか緑本を1周する。

4/10〜4/16

緑本の2週目に入る。緑本に入ってない過去問をR03秋から遡って解いていった。

4/11にこの本を買って一気読みした。めっちゃ分かりやすくて初めからこれ買えば良かったになった。個人的には暗号技術入門より好き。

gihyo.jp

4/17

本番当日。会場はまさかの京大。部屋も情報数学か振動波動論かで使ったことある部屋だった。

手応え

  • 午前Ⅰ

AP持ってるので免除

  • 午前Ⅱ

15/25わかってたので通過

  • 午後Ⅰ

  • 午後Ⅱ

合格

次はネットワークかデータベース取るのがいいですかね